Sunday, October 25, 2009
TAKASHI MURAKAMI
村上隆さんの新作を見ました!
アート界のドン、ガゴシアン・ギャラリーにはじめて足を運びました。
日本の仏教寺院の入り口を守る神話の動物、唐獅子の伝説を表現しているらしいです。
かなり細部までこだわって制作されています。 ヤバイめん。
この画像はガゴシアンのHPからなんですが、複雑な制作工程が想像できます。。。 僕の想像は下地に何層にもいろんな色が塗ってありサンダーや回転するブラシみたいなので微妙に下地の色を出していく。 その他にも制作工程がわからないくらい複雑な作品です。。。
オープニングは1ヶ月くらい前でした。、本人にぜひお会いしたい!と思いオープン当日にワクワクして出かけましたが、会えませんでした。。。 というのも18時のオープンと同時に突入しましたがそのあと用事があったので10分足らずの鑑賞後すぐギャラリーを出ました。 (※別で行った友人に聞いても本人は現れなかったとのこと。。) あ~残念。
それにしても村上隆さん、日本画の表現に徐々にシフトしていってます。 ヤバイです。 僕は村上隆さんの作品や著書の影響をかなり受けています。 元々は情熱大陸に出演されたのをキッカケに知ったんですが、今まで見たこともないような日本人による作品に当時かなり興奮しました。 苗字が僕と同じ「村上」なので勝手に運命的なモノも感じてますw 村上隆さんは世間的には日本のアニメ「ジャパニメーション」の表現をアートに昇華させているスタイルで有名だと思いますが、東京芸大で初の日本画の博士号を取った人でもあります。(※間違ってたらゴメンナサイ) あのカワイイ&カラフルな感じの作風を生理的に毛嫌いする人は僕のまわりにも多いですが、これからの村上作品はさらに日本画の表現に突入していくと僕は勝手に思っているのでさらなる大興奮です。
村上隆さんが日本画の表現に突入しようとしていると思ったのは、2007年に発表された上の達磨シリーズを見た時です。 今見てもヤバイ! 著書かどこかでも世界戦略を3段階で構想されていることを話されていました。 1.まずはアメリカでコッテコテのオタク文化を展開させる→2.日本にローカライズ?して逆輸入→3.本当にやりたいことを世界展開(※たしかこんな感じでした。) この言葉のとおりに考えると今はその第3段階の時点であり、次は博士号も持ってられる日本画の表現を掲げて世界へ再展開されているんだと思います。
ということで僕の大好きな村上隆さんの作品についてはじめて文章を書いてみました。 今までのアニメっぽい作風が好みじゃなかった人もちょっと見方を変えてみてほしいな~ なんて本当に思います。
Takashi Murakami - September 17 - October 24, 2009 - Gagosian Gallery
Images and Videos 今回の唐獅子のイメージと映像も!
Takashi Murakami - May 1 - June 9, 2007 - Gagosian Gallery
Images 達磨シリーズのイメージ
そしてA BATHING APEのNIGOさんのように、現代アート界のNIGO(村上2号)となるべく頑張っている僕の作品もよろしくお願いします!
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