Tuesday, February 9, 2010

James Marshall (aka Dalek)


Dalekの作品を見てきました!
場所は大好きなJonathan LeVine Galleryです。

Dalekはずっと好きなアーティストですが、ここ数年の間にすごい進化を遂げていたのでビックリしました。 知らない間にかなりアブストラクトになってます。 まずはその新作からどうぞ〜。









この作品と一番上の作品にだけわずかに過去のスタイルが残っているだけなのにはホントにビックリしました。 何が??という人のためと自分の勉強のためにも簡単に説明したいと思います。 専門的な勉強をしていない僕視点の解釈だという点だけはお忘れなく〜。



まず2006年時点での作風はこんな感じでした。 DalekのキャラクターSpace Monkeyをメインにアニメっぽい表現。





07〜08年とどんどん抽象的になっていくのがわかります。 作家本人がとても楽しんでる感じで羨ましいw



そして09年には完全にSpace Monkeyがいなくなりましたw

この進化の過程を見ればなぜ今回の新作が生まれたのか納得できますが、数年の間に同アーティストの作風がこれだけ変化していることにはホントにビックリしました。 ちなみに僕個人的には今回の展示よりも最後の画像の作風が好みです。 いつの間にか本名を名乗っているあたりにハイアート・シーンを意識してるんだな〜と感じます。

どこからの情報か忘れましたがこのDalekは村上隆さんのもとでアシスタントをしていた経験があるそうです。 それと過去の作品からも日本のアニメが大好きなんだろうな〜ということは想像できます。 正直な話その路線では村上隆に勝てないだろうなんて生意気な考えを持っていた時期もありましたが、いつのまにやら独自の進化を遂げていて完全にやられました。。 有名なアンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインなどの作風の変化にも確認できますが、ポップアーティストの具象化された作風がどんどん抽象的に進化していく過程が一つの大きな流れなんだと自己解釈してきた僕にとってはそれを再認識できたことも大きな収穫です。 現在のアーティストなだけに今後の展開がさらに楽しみです!

Jonathan LeVine Gallery
James Marshall (aka Dalek) / And There Was War in Heaven

Dalek / official artist site