Saturday, August 8, 2009
ランダム
前回のセントラルパークにつづきまして作品の紹介です! 今回は最近はじめたランダムシリーズについてです。
かんたんに説明しますと、↑上のFlashによってランダム生成されたマップ配置を作品にするというシリーズです。 見ていただくのが一番早いので下に今回制作した5点を並べました。
Random XS 001 , 2009 stamp marker and varnish on claybord 5x5in (127x127mm) ※以下、年と素材とサイズは同じ
Random XS 002
Random XS 003
Random XS 004
Random XS 005 以上が今回制作したランダム作品5点です。
今回の制作工程をもう少し説明しますと、上のランダムFlashをずーっと眺めていて「かわいい!」と思った時にその配置をキャプチャ。→20枚くらい気に入ったものが集まる。→その中からさらに厳選して5点を選択。→作品に仕上げる。(クレイボードにスタンプ、マーカー。仕上げにニス。) このランダムシリーズを制作する目的は僕のマップ作品における新しい表現へのチャレンジでもありますし、作品のシリーズ展開(※同じモチーフやコンセプトで一連の数作品を作ること)が容易だという点から値段設定を低くできるんじゃないかと思いました。しかもそれらはエディション作品ではなく一つ一つがオリジナルである点も興味深い事なんじゃないかな~ と自己解釈しています。 その作品の値段設定についてなんですが、新人アーティストはまず作品をマーケットに流通させることが大切なので値段設定を低くする。という様なことを小山登美夫さんが「現代アートビジネス」に書かれていました。 その点では今回のランダムシリーズはマッチしてるんじゃないかと思います。 また最近読ませていただいたKosukeさん(NYAB)の「どうすればデジタルでユニークピースが作れるのか?」という記事なんですが、テーマは微妙に違いますが今回のランダム作品のコンセプトについて再度考えさせらる内容なのでぜひ読んでみてください。
ちなみに今回制作した5点は12.7x12.7cmという小さなサイズです。 値段も新人価格なのでコチラをぜひご覧になってみてください!