Wednesday, April 7, 2010
Random バージョンアップ!
ランダムマップをバージョンアップしました! 今回はVector Imageで作られたアイテムデータをたくさん追加しました。
僕のRPG作品の大ファンがもしいれば!、、 すでにこのブログの右側にいつも表示しているランダムFlashを見て気付いてくれていると思いますw 最近まではマップデータとボコちゃん&イヌくんだけだったので少し味気のない感じでしたが、アイテムデータをたくさん投入してみたらけっこうイイ感じにパワーアップしました。 それぞれのマップでより物語性が生まれるようになったと思います! このランダムマップ生成のアイデアはさらに面白いプロジェクトに化けるんじゃないかな〜と僕個人は真剣ですっ。 期待のプロジェクトなのでコンセプトを強く打ち出していくための論理武装がもっと必要だな〜。 今回は管理のためにも現在の全データをリストアップしてみました。
Bitmap Imageのマップデータ。
今回追加したVector Imageのアイテムデータ。 上のBitmap Imageとの違いがわかりますか? 「ベクターカーブだけでどこまでシンプルな表現を追求できるか?」というコンセプトのもとに制作した、過去のシリーズ作品のデータを使用しています。 マップ作品とは全く関係なく生まれた作品が、今こうやってマップデータととなり合わせに並んでいるのがとても嬉しい&不思議な気分ですw
ストリートアートをやったことで生まれたキャラクターたち。 Free Handのアナログ感を表現しています。 今回はニワトリくんとトンガリ帽子くんを追加しました〜。 このランダムプロジェクトですが、、作品化(ギャラリーで展示できる状態にすること)する方法についても何かチャレンジしたいな〜と思っています。 現在はパネルの上にプリントするというアイデアと壁に掛けた液晶プロジェクタに映すという二つのみ実現可能レベルのアイデアですが、例えばお客さんがオリジナル配置のマップを発注できるなんてアイデアもおもしろそうです。 ちなみにこのRPGシリーズ、「色はつけないの?」とよく意見をもらいますが、上でリストアップしているそれぞれのデータの違い(マップデータ&アイテムデータのデジタル画像と、手描きによるアナログのキャラクター)をコンセプトとして打ち出すためにあえて白黒のみで制作を続けてきました。 ここに色が加わるとその画像を構成する要素へのこだわりが隠れてしまいます。 僕はこの「色はつけないの?」という意見に「作品の画面構成にもう少し要素が必要なんじゃない?」という意味が含まれていると思います。 ですが僕は単純に色彩を豊かにすることで画面構成を補完することに疑問が残ります。 色を追加することで表面的な視覚情報を増やすことはできますが、コンピュータで制作したデジタル画像を構成するそれぞれの成り立ちや理論などを知識として付加することで、視覚だけでなく総合的な知覚としての情報を増やすことができるんじゃないか? それは結果的に画面構成を豊かにすることにつながるんじゃないか? と考えています。 さらに興味を持ってくれた人はぜひBitmap ImageとVector Imageについての説明をチラッと読んでみてください。 それらの知識がつくことによって作品データに対して、ランダムで出来上がるそれぞれのマップに対して、見方に多少の変化があれば実験は良好ですw 僕は初めてPhotoshopとIllustratorを触った時のあの衝撃を、そしてそれぞれのソフトで画像を構成する理論が全く違うことに興奮したあの感覚を自分の作品に詰め込みたいと思っています。
ランダムシリーズが今後どう進化していくのか楽しみです!